ドラッグストアを利益率で比較してみる

街にドラッグストアが溢れ始めたのいつ頃からだろう。自宅の近所では、マツモトキヨシに、トモズ、ぱぱす、スギ薬局、福太郎とあって、トモズに至っては歩いて行ける範囲に3件。トモズのレジで、「ポイントで五百円引きできますけど」とか言われるとその日一日が幸せになる。小市民過ぎか?

ポイントがあるので、ついリピートしてしまいますが、これだけドラッグストアがあるとどこが一番安いのか気になります。とりあえずGoogleで「安い ドラッグストア ランキング」と叩いて見たら、トク部(tokubu.com)というサイトでベスト10が記載されていました。安さの基準は、「割引きやポイント還元率、特売品などを総合評価して、一番安いドラッグストアをランキング形式で」とあります。

そこで、XBRLから各社の利益率を計算し、利益率と「安さ」にはどの程度相関があるのか調べてみたいと思います。利益といっても売上総利益(粗利)に始まって、営業利益、経常利益、税引前・税引後利益と各種あるので、可視化処理では、売上と対比して各利益を並べるチャートにしてみました。チャートには、更に売上総利益率と営業利益率を折れ線グラフで重ねています。

ランキングにあったベスト10社のうち、ダイコクドラッグ、ドラッグユタカ、トモズは非上場、くすりの福太郎、ツルハドラッグはツルハホールディングス傘下なので、6社で並べてみました。売上規模も比較するため、前回紹介した比例縮尺チャートにしています。

安さを比較するとなると、単純には仕入原価にどれだけマージンを乗せているかということなので、売上総利益率(粗利率)の低さでランキングしたのですが、スギ薬局(スギホールディングス)を除いて、トク部(tokubu.com)さんの安さランキングと一致しました。

規模が大きくなれば、一度に仕入れるロットも大きくなるので各社の仕入原価に差があったり、ポイント還元などのサービスによっては販管費の方に含まれるものもあるかもしれず、売上総利益率順と安さランキングはそれ程一致しないだろうと予想していたのですが、意外な程ハマりました。これは他の業界でも使えそうです。

最後に補足ですが、チャートの右につけている科目一覧で、「当期純利益又は当期純損失(△)」が二つ並んでいる会社があります。これは、2015年のXBRLでは、この科目のコードにjppfs_cor_NetIncomeが使われていて、2016年以降に同科目をjppfs_cor_ProfitLossに変えたところです。日本語ラベルは同じでも、裏に隠れているコードが違っているわけで、XBRLを経年推移で処理するためには、こうした科目の変化にも対応しなければならず辛いところです。この手の二重表示は今後対応するつもりです。

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