牛丼屋さんの財務諸表を比較してみる

財務分析によくあるパターンとして、牛丼チェーンのゼンショー(すき家)と吉野家、松屋の比較があります。専門書でも取り上げられていますし、ネット検索しても大量に出てきます。身近な存在ですし、興味を持ってもらうには良い例かと思います。せっかくXBRLから簡単にチャート展開できるようになったので、ここでも取り上げてみたいと思います。牛丼屋さんと一口で言っても、各社牛丼以外のチェーンも手広くやっているので、財務諸表の数字に占める牛丼の割合は限定的です。3社の資産規模は開きが大きいので、以下のチャートでは比例縮尺は使いません。まずは、貸借対照表からです。

外食チェーン3社比較 貸借対照表推移(2018年)

資産規模では、ゼンショーHDが他を圧倒しています。純資産比率では、松屋フーズが高く、右肩上がりでその厚みを増しています。次は、売上と利益です。

外食チェーン3社 売上と各段階利益推移(2018年)

利益率では三社三様。吉野家の利益率は回復の途上といったところでしょうか。松屋フーズの売上は、吉野家HDの半分程ですが、最終益では大きく上回っています。次は、BSとPLの対比チャートです。総資産回転率を概観できます。

外食3社 BS、PL対比チャート(2018年)

総資産回転率のチャートは別途作っていますが、この対比チャートでも雰囲気はわかります。ちなみに最も回転率が高いのは、ゼンショーHDで、2018年で1.95です。次はキャッシュフローの推移です。

外食3社 キャッシュフロー推移(2018年)

ゼンショーHD、松屋HDの堅調さが目立ちます。最後は、棚卸資産回転率です。

外食チェーン3社 棚卸資産回転率推移(2018年)

規模は違えど同業3社は同じようなチャートになりました。最も回転が早いのは吉野家HDですが、大差はありません。

3社の決算期は、2月、3月で今期は既に終盤に入っていますが、数字は決算期が締まってから2、3ヶ月後ですので、揃うのは梅雨時あたりです。その頃にまた比較してみたいと思います。

にほんブログ村に登録しています。以下クリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ
にほんブログ村

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA