【決算チェック】NVIDIA 2019年1月期

日本の上場企業のXBRLが金融庁のEDINETで取得できるのと同様に、米国の上場会社のXBRLは、米証券取引委員会(SEC)のEDGARから取得する事ができます。今回は、NasdaqのNVIDIAを取り上げてみたいと思います。NVIDIA(エヌビディア)は、米国株の取引をされている方にはよく知られた銘柄で、2016年から2017年にかけて株価が8倍になった会社です。代表的なGPU(Graphics Processing Unit)メーカーですが、GPUのAI分野などへの応用の広がりから需要が急速に伸び、業績も急成長しています。株価は、昨年来大幅に下落し調整局面に入っていますが、直近の2019年1月期のXBRLから財務諸表を可視化してみます。まずは、貸借対照表と損益の対比チャートから。単位はUSドルです。

NVIDIA BS,PL 2019年1月期

純資産比率は約70%と高水準、総資本回転率は約88%です。製造業の割には総資産に占める固定資産がとても小さいのですが、この会社は生産を外部委託しているファブレスメーカーで工場を持たないためです。代わりに流動資産が大きくなっていますが、流動比率チャートで内容を見てみます。

NVIDIA 流動比率推移 2019年1月期

昨年、現預金のかなりの部分を有価証券に切り替えているようですが、キャッシュ、有価証券合わせて70億ドル以上あり、資金は潤沢、流動比率は約8倍と高水準であり、財務的には当面のところ盤石といった感じです。次は利益率です。

NVIDIA 利益率推移 2019年1月期

売上総利益率、営業利益率とも製造業としては高水準です。ファブレスならではということもあるでしょうし、最近ではデータセンター事業も好調のようなのでその影響もあるかもしれません。次は棚卸資産回転期間です。

NVIDIA 棚卸資産回転日数 2019年1月期

2017年から2018年にかけて売上、費用の勘定科目コードに変更があったため若干見にくいかもしれません。XBRLを使って経年推移を分析をするアプリを書くには、勘定科目の変化を捉えることにも工夫が必要です。チャートを見ると、ここに来て棚卸資産回転日数が増加傾向なのが若干気にかかります。とは言え、AI関連の代表格ですし今後もウォッチしていきたいと思います。

最後になりましたがこのブログは、あくまで個人的な感想、意見を述べたもので、投資を煽るものでもその逆でもありません。何かで参考にされる場合は、各企業のIRなど公的な資料でご確認の上、自己責任でお願いいたします。

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