【決算チェック】ガンホー・オンライン・エンタテイメント

昨日登録された12月決算のXBRLの中に、スマホ等のオンラインゲーム会社が入っていたので取り上げて見たいと思います。個人的には、殆どゲームはしませんが、いかにも儲かる業界のイメージもあり、財務諸表でその状況を見てみたいと思います。まずは基本3諸表から。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント 2018年12月期

営業損益を見ると、2016年12月にかけて大きく売上を減らしています。IRから決算短信を読むと、同社の売上はパズドラに大きく依存しており、その売上減少によるもののようです。同時期に貸借対照表も大きく縮んでいますが、こちらはキャッシュ・フローに見られる財務活動と関係しているようです。CFの内、財務活動の明細をチャートにしてみます。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント 財務活動によるキャッシュ・フロー 2018年12月期

総資産が半減する程変化した原因は、自己株式取得・消却によるものでした。流動資産の内容を見ると、現預金の占める割合が大きくキャッシュ・リッチな会社で、これほどの規模の消却も余裕でこなしている感じです。次は、BS・PL対比チャート。同じ日に同業界のKLabのXBRLも登録されていたのでついでに比較してみます。

ガンホーとKLab BS・PL対比チャート 2018年12月期

見た感じでは、総資産回転率的にはKLabの方が効率的と言えそうですが、別途資産内容を見ると、ガンホーは流動資産の内現預金が740億円を占めています。固定資産自体もKLabより小さく、固定資産ベースの回転率ではガンホーが圧倒的に効率が高いようです。次は各段階利益率。

ガンホー、KLab 各段階利益率 2018年12月期

ガンホーの売上の減少は昨12月期で止まったようですが、利益率は継続して落ちています。一方で、KLabは売上は比較的安定して伸びている感じですが、利益率では直近12月期でガンホーの半分程しかありません。

ガンホーの決算資料を読んで見ると、売上高920億円の内60%にあたる550億円がパズドラシリーズとなっており、売上は年々減ってはいるものの、その依存度はいまだ高いものとなっています。一本のヒット作シリーズが、業績にどれほどの影響力を持つのか、この業界の特徴的な事例になっているかと思われます。パズドラが稼いでいる間に、次のヒット作を模索している状況でしょうか。

それにしてもパズドラは一体これまでどれほど稼いできたのだろう? そもそもパズドラとはどういうゲームなのか気になって、アップルストアで検索して、それが「パズル&ドラゴン」の略だということを今知りました。ゲーム業界のことはよく知らないので、この辺にしておきます。とりあえずダウンロードして遊んでみます。

にほんブログ村に登録しています。以下クリックいただけたら幸いです。

にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ

にほんブログ村

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA