【決算チェック】銀だこ(ホットランド)2018年12月期

最近、近所のあった銀だこがいつの間にかラーメン屋さんに変わっていました。たこ焼きは子供の頃から大好きで色々思い出もある食べ物ですが、ここのところ遠ざかっていたせいか退店に気づきませんでした。それなりに繁盛していたとは思うのですが儲かっていなかったのか? と気になって直近12月期の財務諸表を見てみることにしました。銀だこを展開しているのは(株)ホットランドです。まずは基本3諸表から。

ホットランド 基本3諸表推移 2018年12月期

営業黒字は続いているようですが、その割に自己資本比率が年々落ちているのが気になります。営業キャッシュフローは安定していますが、投資活動によるキャッシュフローが大きく、フリーキャッシュフローはマイナスが続いています。次は各段階利益ですが、せっかくなので先日記事にしたアイスクリーム屋さんを並べてみます。たこ焼き屋さんとアイスクリーム屋さんの比較です。

ホットランド、BR-31アイスクリームの各段階利益推移

両社ともFC展開していますが、ホットランドのXBRLには売上の明細がないため「売上」のみとなっています。チャートを見るとアイスクリームよりたこ焼きの方が粗利は出ているようです。原材料はアイスクリームの方が高そうですが、一つ一つ焼かなければならないたこ焼きは量産できないし、たこ焼きの方が部が悪いかと予想したのですが外れました。最近銀だこでは、ハイボール居酒屋化が進んでいますが、粗利率の変化はあまり無いようです。では、経常損益までは黒字が続いているのに、直近最終赤字となっているのはなぜなのか? 経常利益以降の特別損失まで潜ってみます。

ホットランド 特別損失推移

最も大きいのは「減損損失」。同社の決算短信には、のれんの減損、海外事業及び不採算店舗の固定資産の減損とありました。また、店舗整理損もここ数年増えていて退店も進めているようです。その一環として近所の銀だこも閉店になったのでしょう。

特損で最終赤字となる一方で、キャッシュフローでは、営業キャッシュフローを上回る投資活動によるキャッシュフローで資金が継続して出て行っています。投資活動によるキャッシュフローの明細もチャートにしてみます。

ホットランド 投資活動よるキャッシュ・フロー推移

チャートの色使いが悪過ぎて、どれがどれなのかわかりにくいと思いますが最もお大きい幅を占めているのは、「有形固定資産の取得による支出」です。不採算店舗を整理すると同時に、新規開拓も進めているようです。多数の店舗を展開して稼ぐ銀だこのような企業は、こうした新陳代謝を重ねて発展していくのでしょう。特損にあるような各種評価損は一時的なものですし、最終黒字に戻るのは時間の問題かと思われます。あくまで私見ですが。

近所の店舗は閉店になりましたが、少し足を伸ばせば別の銀だこがあります。久々に銀だこを買って食べてみようかと思います。

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