このサイトで公開している財務諸表チャートは、各社が提出しているXBRLをベースに作成しています。チャートの生成プロセスでは、XBRLで提供される計算リンクベース(Calculation Link Base)から得られる勘定科目の構造を利用しています。各財務諸表の勘定科目がどのような構造になっているかは、個別企業ページの【計算リンクベース】で公開していますのでそちらを参考にしてください。

・チャートの公開時期

日本の企業がXBRLを提出する時期は、決算後の株主総会を経てからとなるため、通常決算期日から3ヶ月程度経ってからとなります。そのためXBRLを利用したチャートの公開には、決算期から3ヶ月以上のタイムラグが発生します。

・日本会計基準以外の会社の扱いについて

米国会計基準及び国際会計基準(IFRS)を採用している企業については、以下のような対応となっています。

1.米国会計基準を採用している企業

十数社存在します。トヨタやソニー、キヤノンなど早くから国際的に活躍している会社が多いのですが、これらの会社が提出しているXBRLは、連結決算部分がサマリーデータのみとなっており、リンクベースを用いた構造を適用していません。そのためXBRLに含まれるサマリレコードを使った簡易チャートのみ表示しています。

2.国際会計基準、IFRSを採用している企業

200社程度が採用しており、毎年増加しています。これまでIFRS適用会社も1.の米国会計基準の会社と同様の状況だったのですが、2019年3月期分からフルのXBRLによる提出が始まりました。以下は、NTTドコモが2019年3月期で提出したXBRLから作成した貸借対照表です。一つのXBRLには、当期分に加えて前期分が含まれるので都合2期の推移チャートになります。過去に遡ってXBRLデータが提出されるといいのですが、そういうことにはならないようなので欠けた状態で表示しています。

4期前からIFRSを適用していた会社の例 NTTドコモ 2019年3月期

2016年、2017年はデータが存在しないため(NA)と記載しています。データがないのに年度欄を残しているのは、非連結決算(単独決算)のデータがあるためです。非連結決算は、連結・非連結のチェックボックを操作することで切り替えることができます。

また、過去4年の間にIFRSに移行した会社については、日本会計基準とIFRSのデータを組み合わせたチャートになります。以下は、味の素の例です。

2017年にIFRSに移行した会社の例 味の素 2019年3月期

味の素の場合、2017年3月期でIFRSに移行しているため、同年度だけ抜けた形になります。2016年3月までは日本会計基準のデータがあるので、このような表示になります。

IFRSについては、例えば12月決算のファーストリテイリングや電通など、2019年3月以降の決算期を迎えていない会社は、まだ(2019年10月現在)データがないため連結決算のチャートをXBRLから描くことができませんが、決算報告書が提出され次第順次対応していく予定です。

・財務分析チャートについて

このサイトでは、各種財務分析チャートを掲載していますが、XBRLから得られる情報の範囲で計算しています。例えば棚卸回転日数は、棚卸資産と原価、売上から単純に計算できますが、XBRLではどの勘定科目が棚卸資産に該当するかといった属性を持っているわけではありません。そのためこちらで棚卸資産に該当するものを抽出していますが、全ての棚卸資産を漏れなく抽出できていない可能性もあります。そのため可視化に当たっては、財務指標の値のプロットだけでなく、その計算根拠とした勘定科目も合わせてチャートにしています。

棚卸資産回転日数チャートの例 日産 2019年3月(非連結)

もし、流動資産に取りこぼしている棚卸資産があれば、流動資産明細もチャートにできますので確認することもできますので、以下詳細チャートか計算リンクベースの帳票でご確認ください。詳細チャートは、各科目のブロックをクリックすることで表示されます。

日産の流動資産(非連結) 2019年3月期

他の財務分析チャートでも同様に計算根拠となった勘定科目を明示するようにしています。

・このサイトで掲載しているチャートの転載等について

このサイトで掲載しているチャートのコピー、転載は固くお断りいたします。

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