首都圏の私鉄、地下鉄の財務諸表を可視化してみる

前回は、JR各社の財務諸表チャートを取り上げましたが、ついでに首都圏の私鉄及び東京地下鉄の財務諸表を取り上げてみます。東京の地下鉄は都営線といわゆる東京メトロがあり、どちらも上場会社ではありませんが、東京メトロは株式会社で財務諸表はEDINETからXBRLで取得できます。私鉄からは、東急、西武、小田急を選んでみました。まずは、貸借対照表からです。

首都圏の私鉄、地下鉄の財務諸表チャート(2018年3月期)

どの会社も、巨大な固定資産で事業を行う会社の特徴が良くてでいます。固定資産の比率が極端に大きく、大きなBSに対して比較的小さなPLの組みわせになります。それにしても各社、一見して流動負債に比べて流動資産が随分小さく、流動比率は30%〜50%程度しかありません。一般的な企業だと、この数字は危険水準になりますが、日銭を稼ぐ巨大なインフラを持つ会社ではこれでも普通です。次に売上と利益の状況をチャートにしてみます。

首都圏の私鉄、地下鉄の売上・利益チャート(2018年3月期)

営業利益では、今回取り上げなかった他の私鉄も含めて概ね10%前後です。それと比較すると、東京地下鉄の20%越えは儲けすぎのようにも見えますが、私鉄の場合、鉄道以外の事業も大きいですし、単純には比較できないとかと思われます。一応そのフォローも兼ねて東京地下鉄のキャッシュフローも覗いてみます。

東京地下鉄株式会社 キャッシュフロー(2018年3月期)

営業活動で入ってきたキャッシュは、同じかそれ以上の投資活動で出ていっており、直近のフリーキャッシュフローはマイナスです。投資活動によるキャッシュフローは、その大半が固定資産の取得で占められており、日々拡張やリニューアルなどに費やされているものと思われます。

機会があれば、東海、近畿の私鉄も取り上げてみたいと思います。

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